手術のご案内 | 弘前市浜の町 いわむらクリニック泌尿器科・内科

SURGERY

手術のご案内

手術のご案内

当院では、院内で完結する日帰り手術を行っています。
手術を行うにおいて、色々ご不安も多いと思いますが、丁寧に説明を尽くし、院長が担当しますので、ご安心ください。
ご心配なことがあれば遠慮なく、なんでもご相談ください。

日帰り手術

前立腺肥大症に対する経尿道的水蒸気治療(Rezum)

前立腺肥大症に対する低侵襲内視鏡治療の1つである、経尿道的水蒸気治療(Rezum)を日帰りでお受けいただけます。
前立腺肥大症は、男性が年齢とともに経験しやすくなる疾患で、肥大した前立腺が尿道を圧迫し、排尿困難や頻尿、残尿感といった症状を引き起こします。
Rezum治療は、水蒸気(蒸気化した水)を前立腺組織に注入し、その水蒸気の熱エネルギーを利用して、過剰に成長した前立腺組織を縮小させる治療法です。
この治療により、尿道の圧迫が緩和され、排尿障害の改善が期待できます。
従来の手術のように前立腺を切除する必要がないため、体への負担が少なく、安全性が非常に高い治療法です。

Rezumの特徴

局所麻酔で施行でき、痛みはわずかです。
治療時間は5-10分程度と短時間です(従来の手術は1-2時間)外科的切除を行わないため、合併症のリスクが低い治療です。
治療効果が長期間持続します。(術後5年間の再手術率 4.4%)

Boston Scientific社ホームページより

Rezumはこんな方におすすめ

  • 投薬治療で十分な効果が得られない方
  • 持病などにより従来の手術を受けられない方
  • 抗血栓薬の休薬リスクが高い方
  • 認知症の悪化やせん妄のリスクがあり入院が難しい方
私は弘前総合医療センターに勤務中の2022年9月、東北・関東でいち早くRezumを導入し、これまで多くの患者さんに本治療を行ってきました。
その経験をもとに、安全かつ最大限の治療効果が得られるよう、一人ひとりに適した治療プランをご提案しています。ご興味のある方は、お気軽にご相談ください。

難治性過活動膀胱に対するボトックス膀胱壁内注入療法

過活動膀胱に対する新しい治療法として「ボトックス膀胱壁内注入療法」を行っています。ボトックス(ボツリヌス毒素)を内視鏡を用いて膀胱壁に直接注入し、膀胱の異常な収縮を抑えることで、頻尿や尿意切迫感、切迫性尿失禁といった症状を緩和します。投薬治療では効果が不十分な難治性過活動膀胱に対して、ガイドラインでも推奨されている標準治療です。

ボトックスとは?

ボトックスは、筋肉の過剰な活動を抑える効果を持つ薬剤です。元々は筋肉の痙攣を治療するために開発され、現在ではさまざまな医療分野で使用されています。
膀胱壁にボトックスを注入すると、膀胱の筋肉の異常な収縮が抑えられ、尿意をコントロールしやすくなります。

治療の効果

ボトックス膀胱壁内注入療法は、通常、1回の治療で4ヶ月から10ヶ月ほど効果が続きます。その後、必要に応じて再治療が可能です。治療後、多くの患者さんで、頻尿や尿漏れといった症状の大幅な改善が見られます。内服薬で十分な効果が得られなかった方に対して、特に有効な治療法です。

ボトックス膀胱壁内注入療法
Botoxホームページより

治療の流れ

01.事前の診察

過活動膀胱の症状やこれまでの治療について詳しくお話を伺うとともに、膀胱機能の評価を行い、ボトックス治療が適しているかを確認します。

02.治療の実施

局所麻酔薬を膀胱内に注入後、内視鏡を使って膀胱壁内に専用の細い針で20か所ボトックスを注入します。痛みはほとんどないか、あってもわずかです。約10~20分ほどで終了します。

03.治療終了後

少し休んでからトイレで排尿していただき、問題がなければ帰宅できます。通常、日常生活に支障なく過ごすことができます。

04.治療後

通常は2-3日後から症状の改善が見られます。効果が現れるまでの間、症状に応じた内服薬を併用することがあります。

ボトックス膀胱壁内注入療法はこんな方におすすめ

  • 投薬治療で十分な効果が得られない方
  • 頻尿や尿失禁でつらい日常から解放されたい方
過活動膀胱による頻尿や尿失禁症状でお困りの方は、ぜひ一度ご相談ください。

いわむらクリニック泌尿器科・内科

〒036-8324 青森県弘前市浜の町西1丁目4-16

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